新型インプを買うなら「1.6i-L」のコスパが光る!

5ドアハッチの「SPORT」、4ドアの「G4」のボディバリエーションと、1.6Lと2.0LのNAを用意した新型インプレッサ。

 

G4、SPORTともに「1.6i-L」は2WDのCVT171万1500円〜。全長はG4の方が165mm長いので駐車場所に制約があるなら「SPORT」が有利

ボディはデザインの好みと用途で決まるでしょう。サイズはセダンのほうが165mm長く、全幅と全高は同じです。機能面でいえば、大開口で大きな荷物が積みやすいのはハッチの「SPORT」、3BOXのスタイルとキャビンとトランクが分かれたパーソナル感を重視するなら当然「G4」になります。ただ、「G4」も全長4.6m未満の割にはトランクが広く、ヒンジアームをトランク内に格納する構造を採用することで、荷物にキズが付きにくいという配慮がされているそうです。

 

 

写真は「SPORT」の「2.0i-S」で17インチを装着。15、16インチよりも引き締まった乗り味だが、乗り心地は良好。フラットライドな走りは、VWゴルフをベンチマークにしただけのことはある

ボディが決まれば、1.6Lと2.0Lの選択になりますが、2.0LはCVTのみでMTは設定されていません。ただし、トランスミッションの開発担当者は、今後の反響次第では次の変更で追加の可能性も否定しませんでした。パワー的には1.6Lでまったく不足はありません。ロングツーリングであれば35psと約5kg-mの差が顕著に感じられるのでしょうが、「1.6i-L」と「2.0i」の4WD/CVTで比べると価格差約16万円は払わなくてもいいかなと感じました。

「アイサイト」は装着できませんが、1.6Lをチョイスすると、アイドリングストップやマルチファンクションディスプレイが備わる「1.6i-L」が価格と装備のバランスに秀でています。雪国でないなら2WDで十分です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる