超軽量超低燃費車「VLC4.0」発表!映画の世界が現実へ

まさに気分は「トロン」という感じでしょうか。電脳世界から飛び出してきたようなフォルムのクルマが発表されました。

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斬新な見た目だけでなく、エネルギー効率も最高度の次世代技術を搭載したVLC (Very Light Car)の量産モデルが発進しています。

過去に燃費効率コンテストで優勝したメーカーが制作

この「VLC4.0」をリリースしているのは「Edison2」というメーカー。
Edison2は、過去にXプライズ財団(X Prize Foundation)が主催した、燃費効率を競う自動車コンテストで一位を獲得したこともある、次世代技術の最先端をいく集団です。
電気やエンジンの効率を最大限にするため技術と、安全性を考慮した軽量化デザインに取り組んでおり、今回の「VLC4.0」は、その技術を集大成した生産モデルとなっています。

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ちなみに、燃費効率を競うコンテストを主催した、Xプライズ財団という団体では、「不可能を可能にする技術」を支援するとして、ゲノム解析や宇宙飛行などのコンテストも開催しています。
「財団」っていう響きが良いですよね。確か、” Knight Rider ” を開発したのは、ナイト財団でした。

 

ほかにもある、追随するマシン

意外なことに、超軽量&超低燃費を実現したのは、すべてモーター駆動する電気自動車ではありません。ハイブリッド車とエンジン車の両方が採用されました。
何でも、電気自動車の場合には、バッテリーの重さがネックとなるらしく、その重量を考慮すると、軽量=低燃費の実現が難しいとのことでした。
このように、インディペンデンスで次世代の技術を開発している団体には「Li-ion Motors」などがあります。

ほかの産業でも現れていることですが、独自の技術や新しい発想を、WEB上に公開することで、出資を得たりネットワークをつくっている個人や集団がいます。

ゼロからの自動車の開発なんて……。
零細企業には無理でしょ。

そんな風に思ってしまいますが、ホンダだってドリーム号D型を発表したころは、パーツの生産工場から研究所を設立したばかりで「夢を賭けよう」で、スタートしたんですよね。
いま生まれている「次世代技術」も、後には、どこでも見かけることができる「スーパーカブ」のような存在になるのでしょうか?

【Edison2】http://www.edison2.com/