Aクラスやフォーカスなどのニューカマーのほか、1シリーズなど強敵がひしめくCセグメントで、発売5週間で3100台を超えるという、ボルボ史上最高のスタートダッシュを果たしたのがボルボV40です。
Cセグメントといえば、間もなく登場するゴルフが世界のベンチマークであり、不動の王者。そこでボルボは、スポーツモデルの「V40 T5 R-DESIGN」を投入し、好調さをキープする姿勢を打ち出しています。
ハイグロス仕上げのグリルメッシュをシルクメタルフレームが囲むフロントグリルや、シルクメタル仕上げのディフューザー、そこから顔を出すデュアルスポーツテールパイプがエクステリアの特徴。
さらに、専用シルクメタルのドアミラーカバーやサイドウインドウトリムがサイドビューを引き締めています。ノーマル仕様でも十分にスポーティなクーペフォルムがV40の魅力ではありますが、Rデザインはより精悍さが増している印象です。
インテリアも大人の刺激に満ちていて、「R-DESIGN」のロゴが刺繍された専用本革/パーフォレーテッドレザーコンビシートが高級感を演出。ステアリングも専用の本革/シルクメタルスポーツタイプが用意されます。
このシートとステアリングのほか、ハンドブレーキグリップやギヤシフトブーツにはコントラストカラー・ステッチが施され、ブルーストライプが印象的な専用アルミニウムパネルがスペシャルな仕様であることを感じさせてくれます。
ボルボといえば、なんといっても安全性の高さが身上ですが、基準車のV40と同じように、V40Rデザインも50km/hに作動速度域が向上した「シティ・セーフティ」の標準装備をはじめ、歩行者検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキシステムの「ヒューマン・セーフティ」や全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールなどからなる10種類の「セーフティ・パッケージ」を20万円という超買い得なオプションで設定。しかも、「Safety experience monitor campaign」として無償提供! されるという大盤振る舞い中です。もちろん、6万円のオプションで歩行者エアバッグも選択することができます。
V40 T5 R-DESIGNの価格は、399万円とV40 T4の269万円、V40 T4 SEの309万円と比べると一見割高のように思えますが、心臓部は213psを誇る2.0Lの直5ターボで、先述した専用装備や安全装備の数々を考慮すると、420万円のメルセデスA250シュポルトや397万円のBMW120iMスポーツと比べてもかなり割安で、V40 T4 SEから90万円プラスというのは十分に納得できる内容になっています。
ノーマル仕様のV40はもちろん、V40 T5 R-DESIGN、そして予約受付中のV40クロスカントリーはまさに買うならいまでしょ! なんです。
(塚田勝弘)