進まないEV普及の前に、水素ステーション登場で燃料電池車(FCV)へ移行か!?

夢のエコカー、究極のエコカーと呼ばれる燃料電池車(FCV)の課題は、まずコストといわれています。数年前まで1台1億円ともいわれましたが、2015年にはトヨタが500万円台で投入するという一部報道もあります。

01

私がトヨタFCVの開発主査に伺ったところでは、「500万円台はなかなかハードルが高いですよ」というニュアンスでしたが、いずれにしても補助金も使えば500万円台も見えてくるかもしれません。

P1050603それ以外の課題は、車体のカットモデルを見れば明らかのように高圧水素(70MPa)を入れる巨大なタンクをどう小型化するか? 水素ステーションというインフラをどう整備するかなどが考えられます。

P1050443そこで、JX日鉱日石エネルギーや出光興産、岩谷産業などが作る「水素供給・利用技術研究組合」が、商用仕様の実証水素ステーションである「海老名中央水素ステーション」を建設しました。

こちらは日本で初めての商用仕様だけでなく、既存のガソリンスタンドに初めて併設されるもので、「ダウンサイジング・省スペース化」、「低コスト化」を目指した新開発されたパッケージ型設備を利用したものです。

また、ガソリンスタンドとの併設はオフサイト型とも呼ぶそうで、運営はJX日鉱日石エネルギーが担います。

JX日鉱日石エネルギーと自動車メーカー3社は、2015年までにはFCV量産車を4大都市圏を中心に普及させると宣言していますが、そのためには、100か所程度の水素ステーションを建設するそうです。5年後くらいには近所でも見かける存在になるかも知れません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘

塚田勝弘 近影
1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。クルマ、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。