ハイスピードの峠道でフォレスターを運転したときにが感じたSUVとは思えない安定感からして、問題なく走るだろうなとは思っていましたよ。でもね、正直ここまでとは……。
なんのことかといえば、スバル・フォレスターのニュルブルクリンクの走り。以前お知らせしたように、フォレスターライブのヨーロッパラウンドの締め括りとして、ニュルブルクリンクの北コースを舞台にフォレスターが激走しました。で、その動画「実証映像#6」がついに公開されたんです。
ちなみにニュルブルクリンクというのは、ドイツにあるサーキット。山を削って作られた全長約21kmの北コースはアップダウンあり、高速コーナーあり、そしてブラインドコーナーありと、まるでクルマとドライバーをいじめるかのように設計者のドSっぷりが炸裂したレイアウトでとにかく過酷なんです。日産GT-Rをはじめとする新車開発の舞台としてもおなじみですね。
そんな場所を重心の高いSUVでしっかり走れるわけがない?
……と思ったら、大間違い。
今回のゲストドライバーは、このニュルを舞台にした24時間耐久レースで2011年から翌12年にかけてインプレッサWRX-STIで2年連続のクラス優勝を果たしたヨッシーこと吉田寿博選手。吉田選手&SUVというなかなか見ることのない組み合わせで、ニュルをどこまで攻められるかが見どころってわけです。
圧巻なのは、そのコーナリングスピード。
このフォレスターは日本仕様なので速度リミッターがついているから最高速は180km/h。つまり、はっきりいってサーキットとしてはたいしたことありません。
だけど、そのコーナリングスピードの速さは動画からもしっかり伝わってきますよね。これ、本当にSUVなのかと思うくらい速い。そして動きがスムーズで安定している。まるでスポーツカーみたい。
当然ながら、この速さには吉田選手の優れた運転テクニックも利いています。でも、それだけじゃない。
いくら腕のあるドライバーでも、まるで魔物が手招きするかのように一瞬のミスでクラッシュが待っているニュルでは信頼できないクルマで無理して速く走ることなんて出来ません。フォレスターがニュルでここまで走れる秘密は、車体の動きが安定していて、ドライバーに十分な信頼を与えているという証なんですよ。
それにしても、SUVなのにこんなに速くニュルを走っちゃっていいの??
ニュルでここまで速く走れる市販SUVは世界中を探してもそうはありません。これ、本当です。
その見事なコーナリングの様子はこちらからどうぞ↓
http://foresterlive.com/proof/movie6/
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(工藤貴宏)