軽自動車といえば、何と行っても維持費の安さが魅力。ハッチバックタイプから、トールワゴンタイプ、ミニバンタイプまでどのボディ形状のモデルを買っても自動車税は7200円均一(自家用の場合)。
購入時のイニシャルコストは異なりますが、自動車税が均一の軽自動車ではランニングコストを下げるには燃料費を抑えることがよりお得に維持することにつながるのは言うまでもありません。
今回は軽自動車の中でも特に低燃費なコストパフォーマンスの高いモデル5台を紹介します。
[第5位]ホンダ N-ONE G・Lパッケージ
キュートなスタイリングで人気を博しているホンダN-ONE。実は意外と低燃費で、エクステリアの可愛らしさとクオリティの高いインテリアに加え、27.0km/lという燃費も人気のヒミツといえます。グレードによりフロントマスクの違いもありますが、お勧めはG・Lパッケージ。124万円という車両本体価格でありながら、ディスチャージヘッドランプやサイドカーテンエアバッグも装備され、安全性と実用性を兼ねた充実装備モデルです。
[第4位]ダイハツ ムーヴ X・SA
話題の衝突回避支援システム”スマートアシスト”搭載モデル。X・SAはムーヴの最上級グレードでありながら、ホンダN-ONEとの価格差はなんと1万円の125万円。アイドリングストップシステムの”エコアイドル”をはじめとした低燃費技術により29.0km/lを達成しています。革巻きステアリング、キーフリーシステム、オートエアコンと最上級モデルに相応しい充実装備が魅力です。
[第3位]スズキスペーシア X/マツダ フレアワゴン XS
軽自動車のジャンルの中では人気ナンバーワンとなるハイトワゴンスタイルのスペーシア。スズキの低燃費技術のエネチャージを搭載しハイトワゴン系ではトップレベルの29km/lを達成。スペースユーティリティと低燃費を両立した魅力的なモデルです。3グレード構成のスペーシアですが、29km/lを達成しているのはGとXの2モデル。Gグレードでも必要十分な装備を備えますが、スタビライザーを装備するXグレードは1735mmの全高を持つスペーシアでも安定した走りが魅力のおススメグレードです。
OEMモデルのマツダ フレア ワゴンは2グレード構成となっており、スペーシアのXグレードに相当するモデルはXSとなります。車両本体価格はスペーシアのGグレードが122万8500円、おススメのXグレードは132万3000円となりますが、Tグレードにはスタビライザーのほか、チルトステアリングや運転席ハイトアジャスター、電動スライドドアまで装備されます。マツダフレアワゴンはXSが最上級モデルとなり、価格は133万3500円となっています。広大なスペースと低燃費、充実装備のスペーシアはハイトワゴン系では今イチオシのモデルと言えます。
[第2位]ダイハツ ミラ イース G/トヨタ ピクシス エポック G/スバル プレオ プラス G
第3のエコカーとして、低燃費、低価格、省資源を謳うダイハツ ミラ イースは、驚異の30km/lを実現。驚きの低燃費を79万5000円というお求めやすい金額から設定しています。ミラ イースにはトヨタからピクシスエポック、スバルからプレオプラスとしてOEM販売されており、グレード体系、販売価格はほぼ同一となっているので好みや付き合いのあるディーラーに応じて購入を決めると良いでしょう。
グレードに関しては79万5千円のベーシックなモデルが価格的には魅力ですが、リヤシートヘッドレスト、横滑り防止装置など安全装備の充実したGグレードがイチオシです。価格はミラ イース、ピクシス エポックが112万円(税込)、プレオ プラスが111万7500円(税込)となっています。
[第1位]スズキ アルト エコ S/マツダ キャロル エコ X
軽自動車ナンバーワンの低燃費を誇るスズキ アルト エコとOEMモデルのマツダ キャロル エコ。スズキの低燃費技術エネチャージに加え、停止直前にエンジンを停止する新アイドリングストップシステムの採用により脅威の33km/Lを実現しています。アルトエコ、キャロルエコ共に2グレード構成となっており、いずれもベーシックグレードで必要最低限の装備は備えていますが、4名乗車の際には安全装備として後席ヘッドレストの備わるアルトエコS、キャロルエコXがおススメといえます。
アルトエコSは100万円(税込)、アルトエコSにはオプションとなるプッシュスタートシステムやLEDサイドターンランプなども標準装備となるキャロルエコ Xは104万2000円となっています。軽自動車の中でダントツの低燃費を誇るアルト エコ、キャロル エコはコストパフォーマンスの高い軽自動車ナンバーワンといえるのではないでしょうか?
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今回ご紹介した5台はいずれも低燃費で充実した装備が魅力。ボディ形状も定番のハッチバックタイプからトールワゴン、スペース系ワゴンまで豊富に選択することができます。環境とお財布に優しいコストパフォーマンスに優れたこれらのモデルはいまイチオシの軽自動車といえそうです。
(井元 貴幸)