フラッグシップの新型レクサスLSは「V8」と「メジャーチェンジ」で勝負だ!

フラッグシップの新型レクサスLSは「メジャーチェンジ」という聞き慣れない変更で登場しました。これは既存のV8エンジンやプラットフォームをチューンして熟成させたモデルチェンジのことで、今回はじめて使われたワードとのこと。最新ルックの新型レクサスLSは、強みの静粛性や快適性を熟成するとともに、走行性能の向上で進化を遂げてきました。

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■「快適性の熟成」と「走行性能の進化」の両立を目指せ!

まさにリーマンショックの真っ直中、渡辺CE(チーフエンジニア)は「新型レクサスLSはどうあるべきか?」について議論を重ねていました。個性派揃いのジャーマン3(ベンツ、BMW、アウディ)が採用したダウンサイジング・ターボやディーゼル・ターボは、パンチ力や高速燃費では優れるものの、レクサスの強みである全域での滑らかさや静粛性までは届いていません。そこで渡辺CEは、スピンドルグリルで個性を際立たせると共に、既存のハードウェアを徹底的にチューンして磨き上げ、「快適性の熟成」と「走行性能の進化」の両立を目指したのです。

■ボディ剛性を大幅向上、走りの「Fスポーツ」も新設定!

長距離ドライブを超高速で疲労なく駆け抜けるのがジャーマン3なら、静粛・豪華で快適なドライビングを満喫できるのがレクサスの持ち味です。そこで新型LSでは、静粛性や乗り心地、更には走行性能を向上させるべく、レーザー溶接や鋼板接着剤を用いてボディを強化するとともに、ブレース補強を施してボディ剛性を大幅に向上させました。パワーユニットは「4.6L・V8ガソリンエンジン+8AT」と6L級パワーの「5L・V8ハイブリッド」の二本立てで、超絶シルキーなドライビングを実現。更に専用の足回りや補強等でチューンした「Fスポーツ」仕様で、新しいLSの走りを提案しています。

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■最新ルックのスピンドルグリルと新型インパネを採用!

外観では、レクサスファミリーですっかりお馴染みになったスピンドルグリルを採用。LSの長いボンネットに、良く似合っていると思います。パネルの隙間や塗装の品質は、もちろん世界最高水準。ただ切り立ったボディサイドは、日本車らしい反面、塊感や迫力を演出しにくくしているかな? 内装では、特徴的な縦基調のセンターコンソールを改め、12.3インチの大画面モニターを中央に備えた横基調インパネに大刷新。最高級の天然木パネルと本革を惜しみなく使い、繊細かつエレガントなインテリアを実現しています。

トヨタは3月に、組織の大変革を発表しました。レクサス事業担当を「レクサスインターナショナル」に改編し、「事業と収益責任の明確化」と「意思決定の迅速化」をはかったのです。しかも事業責任者には豊田章男社長が就任。確かに自動車界のプリンスが、直接プレミアムブランドの指揮を取るのは至極自然ですよね。是非ともレクサスでは世界一自動車メーカーの御曹司・豊田社長として、またトヨタではカーガイ・モリゾウ社長として、「いいクルマ」をどんどん造って欲しいと思います。

■新型レクサスLS http://lexus.jp/models/ls/index.html

(拓波幸としひろ)

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