マセラティ・ジャパンから、4ドアスポーツセダン「クアトロポルテGT S」をフルモデルチェンジして日本で6月に発売すると発表されました。
クアトロポルテは、かつてイタリア大統領用車両になったこともある高級車で、一般には馴染みが少ないブランドかもしれませんが、自動車好きにとってはある種憧れのブランドです。
これまでのクアトロポルテや現行のグランツーリズモにも共通するデザインのボディは、アルミを多用し、アッパーボディの60%がアルミ素材を用いて軽量に貢献しています。
クアトロポルテGT Sは、3.8リッターV8エンジンまたは3リッターV6エンジンを搭載し、V8モデルはツインターボにより530psを発生し、1.9tの車重ながら、最高速度は307km/h、100km/hまでの加速は4.7秒となっています。ちなみにエンジンはフェラーリのマラネロ工場で組み立てられるとのことです。
V6エンジン搭載車にはAWD(4輪駆動)モデルも用意されます。また、5人乗りが標準で、4シーターもオプション設定されています。
V8モデルは1690万円(予定)、V6モデルはマセラティにとって、日本は3番目に大きなマーケットとのことで、マセラティジャパンにとっても大きな勝負のモデルと言えるようです。
(小林和久)