既報になりますが、ネオマーケティング社が「運転に関する意識調査」というアンケートを調査した際、事故もしくはヒヤリとしたことがあるという人がじつに9割近くに達するという回答がありました。
ステアリングを握ったことのある方ならうなずける結果だと思いますが、ドライバーの不注意だけでなく、狭い日本では道路の構造などが問題になっている場合も多いはず。
ホンダが一般公開したのが「SAFETY MAP」と呼ぶ危険スポット情報で、埼玉県警本部から提供された交通事故情報やゾーン30情報に加えて、ホンダ自慢のインターナビによる急ブレーキ多発地点や一般投稿情報を吸い上げて、分かりやすく地図上に掲載されるものです。
また、地域住民や小・中学校、企業などの団体が地域の安全活動に活用できるように、作られたソーシャルマップでもあり、クルマだけでなく自転車や歩行者の立場からも危険エリアを確認し、共有することもできます。
まずは、埼玉県内のマップから公開し、今後は他地域への展開も検討しているとのこと。この「SAFETY MAP」は、プローブ情報であるインターナビを最大限活用した好例で、歩行者や自転車などクルマのドライバー以外からの視点、そしてパソコンやスマホで誰もが見られるのは、高く評価していい取り組みといえるでしょう。
■SAFETY MAP
http://safetymap.jp
(塚田勝弘)