狭い車内が心地良いと感じるか、圧迫感があると感じるかは”誰”と”どんな”会話をしているかによるところが大きいようです。今回はまさかの告白をドライブ中にされてしまったエピソードを集めてみました。歴代に語り継がれるような面白話の主人公にならないよう、参考にしてみてくださいね。
■聞き流し英会話教材をカーステレオで流し始めて夢を語る
「フィリピンとか、途上国で文化交流を兼ねてレストランを開きたいんだよね! その土地の文化を知りたいっていうか、単なるオーナーとしてだけじゃなくてもちろん自分は日本でサラリーマンとしてちゃんと働きつつ。レストラン投資っていうの? 日本の歴史も知って欲しいしやっぱ英語ができればどの国でもやってけるでしょ!」
志はとても素敵なので、初めは熱血な彼を好意的に受け止めていました。途上国って差別的な考えにちょっと違和感はありましたが……。そしてドライブ中のカーステレオはこの告白を聞いて2年経った頃も聞き始めと同じ初級の英語教材。日本の文化を知って欲しいというからどんな文化を語りたいの? と聞いたところ、神社とお寺の区別すらついていない彼に幻滅しました。(26歳・OL)
投資する資金は貯められたのでしょうか!? 実行に移せたら本当に素敵な彼ですよね。
■高速を運転している友人に宗教に勧誘された
「Yちゃんのお父さんは、亡くなった今も病気で苦しんでいるんだよ。実は私○○教に入っているの。私の行っているお寺にいってご供養しないと、お父さんの魂はずっと救われずに地獄の中にいるの。今度一緒に本部に行かない?」
車で迎えにきてくれた友人に先日父が亡くなったという話をすると、すかさず宗教勧誘されました。病気で苦しんだ父は今は楽になって天国にいると思いたいじゃないですか!? それを「まだ苦しんでいる」と言って勧誘するなんて人としてどうなのと思いましたが、彼女がハンドルを握っているので逆上されたらと思うと怖くて黙って聞くしかありませんでした。しかも時速100kmの高速道路運転中。(32歳・中学校教師)
亡くなった人がまだ苦しんでいる、だなんて、遺族としては聞きたくもない話しですよね。そのご友人の感覚を疑ってしまいます!
■実はスパイだと告白され……。
「冷戦の頃は……」とか「実はMI6は……」とか、東京から大阪までのドライブ片道7時間の間さんざん話を聞かされてまさか本当のスパイ!? と愚かにも信じそうになったところ、エイプリルフールという落ちでした。くだらなすぎて、もう連絡をとるのをやめました。彼は007オタクだったようです。(37歳・受付業務)
7時間も話し続けられるほどスパイのネタをお持ちだなんて、めったにいない面白い人のようにも感じます!?
いかがでしたか? 運転する方はまず安全を第一にお話を楽しんでくださいね。
(さとう敬子)