公道を走れるレーシングカー「マセラティ・グラントゥーリズモMCストラダーレ」をワールドプレミア【ジュネーブモーターショー】

マセラティは年明けのデトロイトに続き、ジュネーブモーターショーで欧州初披露になる新型クアトロポルテ、そして4シーターの「グラントゥーリズモMCストラダーレ」をワールドプレミアしました。

4シーターの「グラントゥーリズモMCストラダーレ」は、2シーター仕様と同様に、全6戦で行われるワンメークレース「マセラティ・トロフェオ・チャンピオンシップ」に参戦するレーシングモデルから影響を受けています。カーボンファイバー製ボンネットフードと、その中央にあるエアインテークをはじめ、新開発の20インチアルミホイールを履いたレーシーなスペシャルな市販モデルです。

パワートレーンは、4.7LのV8エンジンに、パドルシフト付きの6段ギヤボックスの組み合わせで、460HPの最高出力と303kmの最高速を誇ります。

新設計されたカーボンファイバー製エンジンカバーは、同レースからヒントを得て開発され、高速域での安定性向上と空力改善に貢献。フロントバンパーに設けられたフロントスプリッターやサイドスカート、リヤバンパーなどと連携して高い空力性能を発揮します。さらに、大きなエアインテークと空気排出口のエアエクストラクションは140km/h以上でフロントのダウンフォースを25%増大させるそうです。

2シーター仕様は生産が終了し、この4シーターに切り替わります。フロントシートのフレームにはカーボンを使って軽量化し、シート素材はレザー&アルカンターラ、もしくはレザー&カーボンファイバーのコンビシートから選ぶことができます。リヤシートにもシート一体型ヘッドレストが備わるなど、スポーティな仕立てになっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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