スズキ新型SX4世界初公開、コンパクトカーと四輪駆動技術を融合【ジュネーブモーターショー】

2013年3月5日に開幕した第83回ジュネーブモーターショーにて、スズキは同社初となるCセグメントクロスオーバービークルとして新型「SX4」をワールドプレミアしています。

2012年9月のパリモーターショーにて「S-Cross(Sクロス)」として発表したコンセプトカーの量産モデルでもある新しい「SX4」は、スズキらしいコンパクトカーと四輪駆動技術を融合したモデルで、スズキとしては初となるCセグメントのクロスオーバーです。

開発テーマは「明快なクロスオーバースタイル」、「クラストップレベルの荷室空間と居住性」、「進化した次世代4WD機能」、「クラストップレベルの低CO2排出量」とアナウンスされています。

そのためにハイテン鋼を多用した軽量化ボディは、さらに空力性能も追求しているといいます。またエンジンはガソリン(M16A型)、ディーゼルターボ(DA16AA型)ともに1.6リッターの4気筒となります。

ラゲッジ容量は430L、写真にようにセカンドシートをたたまずともゴルフバック3個が収まるスペースが確保されているということです。 

また、『ALL GRIP』テクノロジーによる4WDシステムは、スイッチひとつで「オート」、「スノー」、「スポーツ」そして「ロック」という4つのモードが選べるという新世代型の制御となっていることも発表されました。

この新型「SX4」はハンガリーのマジャールスズキ社にて生産、2013年秋よりヨーロッパで発売予定となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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