圧縮空気をエネルギーのストレージとして利用する「ハイブリッド エアー」も開発、ジュネーブモーターショーでのワールドプレミアを控えているプジョーですが、より一般的な電気モーターを利用したハイブリッドカーの開発も進めています。
今回、ガソリンやエンジンオイルなどで知られるトタル社と協力して開発しているという「208ハイブリッド FE」について、いくつかの情報が公開されました。
二酸化炭素排出量は49 g/km。パワートレインは3気筒ガソリンエンジンと電気モーター、電気制御ギアボックスを組み合わせたものということです。二酸化炭素排出量から計算すると、燃費性能は47 km/L程度。しかもプラグインハイブリッドではないといいます。
この優れた燃費性能の原動力といえるのが、トタルと協力して実現するという、軽量かつ空力性能に優れたボディということです。とはいえ、スペシャルなボディ形状にするわけではなく、あくまでも量産車ベースで可能な、現実的な方法だというのも注目といえそうです。
なお、0-100km/h加速はジャスト8秒。環境性能だけでなく、走りも十分に楽しめるエコカーを目指しているということです。
※画像はスタンダードなプジョー208。
(山本晋也)