プジョーとトタルがリッター47kmを超える電気ハイブリッドを開発

圧縮空気をエネルギーのストレージとして利用する「ハイブリッド エアー」も開発、ジュネーブモーターショーでのワールドプレミアを控えているプジョーですが、より一般的な電気モーターを利用したハイブリッドカーの開発も進めています。

今回、ガソリンやエンジンオイルなどで知られるトタル社と協力して開発しているという「208ハイブリッド FE」について、いくつかの情報が公開されました。

二酸化炭素排出量は49 g/km。パワートレインは3気筒ガソリンエンジンと電気モーター、電気制御ギアボックスを組み合わせたものということです。二酸化炭素排出量から計算すると、燃費性能は47 km/L程度。しかもプラグインハイブリッドではないといいます。

この優れた燃費性能の原動力といえるのが、トタルと協力して実現するという、軽量かつ空力性能に優れたボディということです。とはいえ、スペシャルなボディ形状にするわけではなく、あくまでも量産車ベースで可能な、現実的な方法だというのも注目といえそうです。

なお、0-100km/h加速はジャスト8秒。環境性能だけでなく、走りも十分に楽しめるエコカーを目指しているということです。 

※画像はスタンダードなプジョー208。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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