BMWの目指す自動運転は追い越し可能になる?

BMWと大手サプライヤーのコンチネンタルが共同で、高速道路の自動運転について、一歩先を目指したプロジェクトを2013~2014年の2年間にわたってすすめることを発表しました。

具体的な内容については発表されていませんが、すでに全速度域追従クルーズコントロールを実現しているBMWが目指す次のステップは、より高度化された自動運転にあるということです。

その一例として、イメージ画像として公表されているのは追い越しのシーン。前方の車両についていくだけでなく、周囲の状況を認識して、ハンドル操作も行なう自動運転を目指しているそうです。

また、ドライバーが心臓発作を起こした場合に、自動運転モードに切り替えて、安全に停止することも可能にしたいとアナウンスしています。

自動運転というと、運転の楽しみを奪うものという見方もありますが、パーソナリティモビリティの未来を守るために、安全性を高めることは重要であるというスタンスであることも、この発表ではアピールされています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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