本邦初公開! トヨタ86/スバルBRZ用VORTECHスーパーチャージャー【福岡カスタムカーショー2013】

東京オートサロン、大阪オートメッセでも見ることができなかった展示がこの86。

外観はURAS製エアロパーツでぐぐっとスポーティに仕上がってますが、ボンネットを開けてエンジンルームをアピールしています。

けれど、ノーマル然としたエンジンルームは特にどこか変わってるの?と思うほどです。

86/BRZのエンジンルームを除いたことのある人にはおわかりでしょうが、エンジンの前方、ラジエターとの間はかなりのスキマがあります。でも、このエンジンにはそのスキマがありません。

そうです。そのスキマを埋めているのがスーパーチャージャーなのです。

福岡カスタムカーショー開幕の2日前くらいに装着したというできたてほやほやの車両だそうです。

スーパーチャージャーはアメリカのVORTECH製、ジェットスキーやスノーモービルなどで実績があるメーカーだそうです。

このスーパーチャージャーキット、北米でサイオン用に発売され日本に輸入したというもの。北米仕様はオルタネータの形状などが違っているため、日本導入に当って、多少の変更が必要だとか。

エンジンの駆動力をベルトを介してタービンを回す遠心式スーパーチャージャーとなっています。

燃料系もそのままで、コンピュータの書き換えのみでも対応できるそうですが、燃料増量などのチューニングでタービンとしては400psくらいまでは対応できるとのこと。

まだ、価格なども決まってないそうですが、86/BRZのパワー不足に不満を持っていたユーザーには気になる製品でしょう。

(小林和久)

この記事の著者

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小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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