東京オートサロン、大阪オートメッセでも見ることができなかった展示がこの86。
外観はURAS製エアロパーツでぐぐっとスポーティに仕上がってますが、ボンネットを開けてエンジンルームをアピールしています。
けれど、ノーマル然としたエンジンルームは特にどこか変わってるの?と思うほどです。
86/BRZのエンジンルームを除いたことのある人にはおわかりでしょうが、エンジンの前方、ラジエターとの間はかなりのスキマがあります。でも、このエンジンにはそのスキマがありません。
そうです。そのスキマを埋めているのがスーパーチャージャーなのです。
福岡カスタムカーショー開幕の2日前くらいに装着したというできたてほやほやの車両だそうです。
スーパーチャージャーはアメリカのVORTECH製、ジェットスキーやスノーモービルなどで実績があるメーカーだそうです。
このスーパーチャージャーキット、北米でサイオン用に発売され日本に輸入したというもの。北米仕様はオルタネータの形状などが違っているため、日本導入に当って、多少の変更が必要だとか。
エンジンの駆動力をベルトを介してタービンを回す遠心式スーパーチャージャーとなっています。
燃料系もそのままで、コンピュータの書き換えのみでも対応できるそうですが、燃料増量などのチューニングでタービンとしては400psくらいまでは対応できるとのこと。
まだ、価格なども決まってないそうですが、86/BRZのパワー不足に不満を持っていたユーザーには気になる製品でしょう。
(小林和久)