キャンピングカーメーカーには大きな会社もありますが、大半が中小で、そこに自動車メーカーが参加するとかなりの注目を集めます。すでに三菱自動車やスバルも軽キャンパーをリリースしていますが、「ジャパンキャンピングカーショー」には、昨年ホンダとニッサンが出展したのに続き、今年もブースを展開しました。
中でもホンダは、ホンダアクセスとホンダエンジニアリングによるコンセプトカーを1台、子会社の八千代工業が制作した参考出品車を1台出展。ともにバモス・ホビオがベースで、多くの来場者を集めていました。
ホンダの「Honda Solar Eco Camper」は、製造時に消費エネルギーを削減できる薄膜太陽光電池のCIGS太陽電池による太陽光発電が特徴で、室内はフローロングフロアに、ミニシンクを備えています。フローリングの下などに収納を設けるなど、コンセプトカーとはいえ、新築マンションのショールームのような雰囲気を漂わせています。
Honda Solar Eco Camper に、ガスパワー発電機の「エネポ」を接続
八千代工業による「きゃんぱち」は、天体ブームに応えたモデルで星空をイメージしたエクステリア、脱着式ギャレー(キッチン)や望遠鏡専用収納棚を用意しているのが特徴です。
(塚田勝弘)