北米市場でトヨタを猛追するフォードのハイブリッドカー

フォードが発表したところによると、2012年12月の北米市場におけるハイブリッドカーの販売台数は単月としては過去最高の5500台と好調で、シェアにおいても2011年12月との比較で9ポイントアップと順調に伸びているそうです。

プリウス・イーターとして注目を集めているC-MAXハイブリッドやカムリハイブリッドのライバルといえるフュージョンハイブリッドなど、フルハイブリッドカーのラインナップを拡充しているフォード。この発表によれば、フォードがハイブリッドカーのシェアを9ポイント伸ばしたのに対して、トヨタは8ポイントほどシェアを減らしています。

まさに、トヨタのシェアをまさに食ってしまったというわけです。とくにフュージョンはライバルとなるカムリと比べて、若者ユーザーに訴求しているのが特徴だといいます。

ハイブリッドカーで先行していたトヨタですが、市場のイメージとしても、いよいよキャッチアップされてきたということでしょう。北米市場におけるハイブリッドカーのボリュームは小さいものですが、こうしてメーカー間で切磋琢磨することにより、市場拡大につながるかもしれません。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる