トヨタ86のチューンドとして最初に注目を浴びたのがGRMN SPORTS FR Conceptでした。かつてトヨタのFRスポーツで人気を誇った「スープラ」の復活を彷彿させました。トヨタのレーシング部門のGazoo Racingが開発なのでメーカー純正ではなかなか出来ないような、しかし86ファンが待ち望んでいたチューンアップを率先してトライしていました。
そしてこの今年のオートサロンで発展型となるGRMN SPORTS FR Concept PLATINUMを展示しました。
名前の通り、プラチナシルバーのボディは旧モデルよりも86オリジナルデザインから独自のスタイリングになり現在のクルマには珍しい角(かど)が多いアグレッシブかつ少しレトロチックな外観に纏まっています。内装は白と黒のツートンでロールバーが囲っているスパルタンなものとなっています。
動力系はGRMN SPORTS FR Conceptから熟成が進み、FA20+ターボ+スーパーチャージャーのツインチャージャーエンジンで330馬力を発揮します。かつてWRC グループBで最速の名を掴みかけていたランチア・デルタS4と同様のシステムでターボがもつレスポンスロスをスーパーチャージャーで補い、速いかつ扱いやすいエンジンとなっています。足回りもワインディング、サーキットまで幅広く対応できるようになっているようです
決して弄ぶようなクルマではないあらゆるドライビングスタイルに対応できるクルマに仕上がっています。担当者に「限定で販売する予定はある?」「予定値段は?」「パーツ単位でのリリースは?」と多くの人が質問しており注目の高さを改めて感じました。「お客様からの反響をみて…」という反応ですが、多くのオーナー、ファンそしてプロドライバーから86のハイパフォーマンスモデルの声が日に日に大きくなっているのでそろそろ…!と僕もそう思っています。
2013年注目の1台です!
(栗原 淳)