日産「新型ラティオ」まとめ あのコンパクトカーの型番を受け継ぐグローバルカー!

日産が新開発の「Vプラットフォーム」で開発した軽量かつ低コストのコンパクトサルーンカー新型ラティオ。世界中に手頃な値段で日産の高品質のクルマを体感できるその裏で息づいている伝統を振り返ってみましょう。

ラティオは元々はコンパクトカー「ティーダ」から派生セダンとして誕生しました。ティーダラティオはその車格以上に高級感ある作りとなっており、事実上の「日産サニー」の後継車として8年間生産されました。今年の8月で生産終了し、ラティオは現行マーチと同じプラットフォーム、海外生産車に切り替わり、マイカーの普及率が低い新興国、アジア諸国に向けたグローバルカーとして生まれ変わりました。

グローバルカーとしてのコスト軽減は軽量化、空気抵抗低減からの22.6km/L(JC08モード)という素晴らしい性能を獲得し、エコカーに対する優遇措置も獲得。「お財布にも優しい」クルマとして購入意欲を誘うクルマとなりました。またこのクルマが持つ更なる秘密は「型番」です。この新型ラティオの型番は「N17」、欧州を中心に人気を誇った「パルサー」の後継として世界に日産の高品質を知らしめる責務を負った、「小さき巨人」なのです。

(栗原 淳)

■日産の新型ラティオは、あの懐かしいパルサー後継車
https://clicccar.com/2012/10/06/200799

■新型日産ラティオは70kgダイエット。JC08モード燃費も22.6km/Lをマーク
https://clicccar.com/2012/10/07/200841