ホンダN BOX、13ヶ月目のマイナーチェンジで燃費改善、バリエーション拡大

2011年11月にデビューしたN BOX、2012年7月にはリヤのフロアを新設計した派生モデルN BOX +も登場していますが、はやくも2012年12月24日にマイナーチェンジ。燃費性能を向上させるなど改善・進化しています。

まず燃費性能。エンジンの改良によりN BOXのNA・FFグレードにおいて、従来の22.2km/Lから24.2km/L(JC08モード)へ向上させています。またN BOX+においても21.2km/Lから23.2km/Lと、およそ一割に相当する大幅な改善を果たしています。

またN BOXはマイナーチェンジ以前は145/80-13のタイヤサイズとなっていましたが、今回のマイナーチェンジにより155/65-14へと全グレードでインチアップをしています。さらに全グレードでフルオートエアコンになるなど快適性もアップ。

緊急ブレーキ時にハザードをオンにするエマージェンシーストップシグナルも全グレードに標準装備することで、従来から標準で装備されていたVSA(車両挙動安定化制御システム)などと合わせて、安全性能を向上しているとのこと。

またグレード展開では、これまでN BOXカスタムだけに用意されていたターボエンジン搭載グレードを標準のN BOXにも追加したのが変更点。N BOX、N BOX+ともに売れ筋のG・Lパッケージにはアルミホイールやドアミラーウインカーを新たに装備するなどして上級グレードさながらのアピアランスとしています。 

メーカー希望小売価格は、N BOXが126万円~158万円、N BOXカスタムが145万円~178万円、N BOX+が136万円~176万7750円、N BOX+カスタムは155万円~187万円。タイヤサイズなど装備に変化のあったベーシックグレードでは2万円程度の価格アップとなっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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