新聞報道などによると、ダイハツは2013年度の軽自動車 販売目標を「60万台」に置いているそうで、引き続き国内販売でトップの座を死守して行く考えと言います。
本年1-11月の軽自動車の販売累計はダイハツが63.3万台(シェア34.1%)でトップ、2位がスズキで約55万台(シェア29.6%)、3位がホンダの29.5万台(シェア15.9%)と続いています。
その一方で、スズキの「ワゴンR」やホンダの「Nシリーズ」による追い上げが強まっており、日産・三菱アライアンス第1弾となる軽自動車も来夏に投入される模様。
VWも今年10月に1.0Lクラス「uP !」の廉価グレードを軽に迫る戦略的な価格で市場投入するなど、軽自動車と小型車との価格差が縮小する中、今後さらに競争激化が予想されます。
ダイハツでは「今後も中間所得層の大半が低価格な小型車を購入する傾向が続き、クルマの需要が高級車と小型車に2極化する方向」とみているようです。
こうしたことから、同社はクラストップの燃費性能に加えて、安全性能を一層充実させることで、追いあげるライバル車に対して優位性を確保していく方針とか。
『ダイハツ「ムーヴ」がビッグマイナーチェンジ ! 29.0km/Lを達成 !』でお伝えしたとおり、ダイハツは新型「ムーヴ」の目玉装備としてレーザー・レーダーセンサーによる衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載。
今後投入する全ての軽自動車に同システムを展開して行くとしています。
ちなみに1-11月の国内販売累計は登録車(一般の普通車+軽自動車)まで含めると、トヨタが159万台、ホンダが70万台、ダイハツが63.5万台、日産が62.1万台となっており、ダイハツは今年度、国内販売台数で日産を抜いて第3位に浮上する気配が濃厚。
同社は今後、軽の枠を超え、登録車まで含めて世界水準で戦える技術が求めらることになりそうです。
■ダイハツ工業 公式HP
http://www.daihatsu.co.jp/
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