テクノロジーの進化は、思いがけない形の乗り物を生み出すことがあります。ここで紹介する乗り物BOXXは一見「箱」。四角い箱にタイヤとハンドルとシートがついているように見えます。
しかし、このBOXXは、ただ人目を引くためだけにデザインされた中身をともなわない乗り物ではありません。このBOXXは電動スクーター。それも2WDなのです。重心は非常に低く作られているらしく、この形状から想像するよりもずっと安定性は高いようです。
さらに、電子制御を活用してトラクションコントロールやABSも搭載しています。そして、ガソリンやオイルを使っていないので、そういった油脂類がたれる心配もありません。非常にコンパクトなので、家の中に入れて保管することもできます。そう、この四角い箱のような形状にも、狭いスペースにすっぽり収まるというメリットがあるのです。
重量は約54kg。最高速は約48km/h。バッテリーはふたつ搭載することができ、ひとつだけ搭載したときの航続距離は、64kmから96km。ふたつ搭載時の航続距離は、128kmから193kmだそうです。詳しいことは、メーカーのサイトで。
(まめ蔵)