栗原 淳 
世界で販売されている数多くのツーリングワゴンのなかでもアウディRS6は特に人気が高い1台でした。
A6のハイパフォーマンスモデルである同車のライバルはキャデラックCTS-V、メルセデスベンツ E63 AMGなど。2160kgという超重量級マシンながら600馬力近いパワーと伝家の宝刀「クワトロ」で圧倒的なパフォーマンスを魅せつけていましたが、2010年の先代C6型生産終了とともに姿を潜めていました。
しかし、遂に先日C7型RS6 アバントが公開されました。
新型の特徴は心臓部のエンジン！
先代は5.0L V10ツインターボエンジンでしたが、トレンドのダウンサイジング化で1.0L減の4.0L V8直噴ツインターボエンジンを搭載。とはいえそのパワーは560馬力というビッグパワー。8速ATとクワトロに伝達された結果、0-100km/h加速は3.9秒、最高速は305km/hまで伸びるそうです。
全体的なスタイリングは先代から見るとよりスリムになった感じでより精悍な顔つきになってきています。そのため、威圧感のような「ベタッ」としたようなものではなく刺されるような印象を受けます。アウトバーンでバックミラーに映ったら直ぐに道を譲るべきですね。
今回発表されたのはアバントのみ。セダンはまだ発表されていませんが、そちらも期待が高まりますね。
（栗原 淳）
