【動画】来年のモンテカルロへの準備万端か!来年デビューのVW ポロ R WRCの最新テスト

モータースポーツにとってオフシーズンは最も忙しい時期であります。それはWRC(世界ラリー選手権)も同様で、残り1ヶ月となった2013年初戦ラリー・モンテカルロ(1月20日〜)に向けて各チームは慌ただしくテストランを繰り返しています。
その中で最も積極的にテストを行なっているチームは来年から参戦するフォルクスワーゲン(以下VW)チームです。参戦マシンは “VW POLO R WRC 2013”

ドライバーは
セバスチャン・オジェ(フランス)/ジュリアン・イングラシア組
ヤリ-マティ・ラトバラ(フィンランド)/ミーカ・アンティラ組
をジョイントナンバー1ドライバーとして
また 2012 IRCチャンピオン アンドレアス・ミケルセンも参戦を発表しています(コ・ドライバーは未定)。

このマシンの開発には2度の世界チャンピオンに輝いているカルロス・サインツが中心的に関わり、
チームは今年VWグループ・シュコダのファビアS2000マシンで参戦し実戦経験を積み重ねてきています。

今までこの様なテスト参戦をしたチームはなく、VWの潤沢な資金とWRCへの情熱が覗えます。

今回公開された映像は12月初旬にモンテカルロでのテストです。

モンテカルロの特徴はターマック(舗装路)、グラベル(非舗装路)、スノー、アイスが混在する非常にクレバーなドライビングが要求されるコースにあります。1つのステージに複数の路面状況が含まれる事が多いのでタイヤ選択が勝利の分け目となります。

ここでは通算6勝を上げているシトロエンのエース、セバスチャン・ローブが参戦します(ローブは2013年はモンテカルロを始めとした数戦のみ参戦)

セバスチャン・オジェにとっては「打倒ローブ」を掲げているだけにより気合が入る初陣となるでしょう。
ヤリ-マティ・ラトバラは北欧ドライバーとしてこのスリッパリーなコースにどう対処するか注目です。

どちらもこれからのWRCを担うトップドライバー、要注目です!