「世界一速いアマチュアカート乗りは誰だ……?」、そんな単純明快な疑問の答えを出すために開催されるカートイベント『Red Bull KART FIGHT(レッドブル カートファイト)』。その世界決勝大会となる『ワールドファイナル』がイタリア・ボローニャにて開幕しました!
『レッドブル カートファイト』は、一般応募で誰でも参加可能で、使用されるカートはいわゆるレンタルカートだったりと、本気バリバリの公式レースとはひと味もふた味も異なるまさにアマチュアのためのカート大会です。
とはいえ、ただの“素人バトル”と侮ることなかれ。日本大会を見てみても、北海道、東京、名古屋、大阪、福岡と国内5箇所で予選大会を実施。そして最終的にはジャパンファイナル(2012年10月開催)を経て、ようやくたった一名の代表ドライバーが選ばれるという熾烈な競争です。
国内参加ドライバー約700人の中から日本代表に選ばれたのは若干13歳の澤田真治くん(兵庫県西宮市在住)。このカート歴約6年のイケメン・ヤング・ドライバーが、世界から集結したライバルたち(決勝参加ドライバー総勢20名)とバトルを繰り広げます!
さて、大会初日。いよいよ予選開始……と思いきや、この日のボローニャは大寒波の雪模様。コース各所に雪の残る難しいコンディションに各国の代表ドライバーがスピンを連発するなかで、決勝大会最年少ドライバーとなる澤田くんは練習走行で後続に1秒近い差を付けるダントツの走りを披露! その後はドライ路面に変化したこともあって予選はわずか0.04秒差で2位通過となるも、優勝候補のひとりであることはマチガイなし! 予選終了後、「目標は?」という質問に「言うまでもないですよね(笑)。優勝です」とあどけない笑顔を見せつつも、その眼には静かな闘志が宿っていました。
はてさて、アマチュア世界最速の称号は一体誰の手に? 日本人が世界の頂点に立つかも?
(クリッカー編集部)