世界120カ国で販売するグローバルコンパクトの新しい日産シルフィ

世界120カ国で販売予定というグローバル・コンパクトセダン「シルフィ」が日産から登場しました。

新型「シルフィ」は、世界的に見るとむしろメインストリームなグローバルセダンということです。厳しい競争にさらされるクラスということで、デザイン、品質感、快適性のすべてを高いレベルでバランスさせた本格セダンとして生まれています。

そのため、日本国内市場でいえばティアナのような上級クラスから乗り換えたユーザーも満足できる雰囲気や室内の広さ、静粛性を実現しているということです。

外観では『高級感あふれるフロントグリル、LEDクリアランスランプを搭載した眼力のあるヘッドランプ、きらびやかなリヤコンビネーションランプ、そして、流れるようなキャラクターラインにより、セダン本来の美しいエクステリアデザインを追求』したということ。グローバルモデルらしくボディサイズは3ナンバーとなっています。

●ボディサイズ諸元
全長:4615mm
全幅:1760mm
全高:1495mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1230~1240kg
タイヤサイズ:195/65R15(上級グレードは195/60R16)

 

 

メカニズム面では新設計の1.8リッター4気筒エンジン「MRA8DE」が注目点。

ロングストロークのプロフィールを持つ、この新型エンジンには、吸排気のツインVTC(可変バルブタイミング機構)や高回転域でのひと伸びを追加するパワーバルブといった機構が備わります。

また、日産のFF車では定番となった副変速機付きCVTの幅広いレシオカバレージにより、スムースな走りと燃費性能を両立させているということです。

●パワートレイン諸元
エンジン型式:MRA8DE
ボア×ストローク:79.7×90.1mm
総排気量:1798cc
最高出力:96kW(131PS)/6000rpm
最大トルク:174N.m(17.7kg-m)/3600rpm
変速比:0.550~4.006
最終減速比:3.517
JC08モード燃費:15.6km/L 

 

サスペンションはフロントがストラット、リヤがトーションビーム式。 ビークルダイナミクスコントロール(VDC)は全グレードに標準装備となります。

 

S、X、Gの3グレード構成で、いずれも前輪駆動。メーカー希望小売価格は1,937,250円~2,389,800円となっています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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