BMWがスタイリッシュなEVクーペをLAオートショーで初公開

電動車両を「BMW i」という専用ブランドで展開しているBMW。ピュアEVとして「i3 Concept」というコンセプトカーを提示していますが、そのバリエーションとなるクーペモデルをLAオートショーで世界初公開しています。

「i3 Concept Coupe」と名付けられた、このコンセプトカーは、シャープなカーボンファイバー製ボディをまとったコンパクトな2ドアクーペです。

BMWグループによって開発された駆動モーターの最高出力は125kW、最大トルクは250N.m。リチウムイオン電池を床下に収めるというレイアウトは「i3 Concept」同様です。

ボディサイズは、全長3964mm、全幅1768mm、全高1555mm、ホイールベース2570mm。クーペというには、少々ずんぐりとした印象もありますが、これが電気自動車らしいスタイルといいます。このスタイリングには、BMW iブランドに込められた、環境性能や軽快感、安全性、そしてプレミアム感が表現されているのです。

またタイヤサイズがフロント155/60R20、リヤ175/55R20となっていることからも、限界性能を求めたキャラクターではなく、颯爽とクルージングする未来的なスタイリッシュクーペといえそうです。

 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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