スバルBRZとトヨタ86 速いのはどっちだ?

11月25日に富士スピードウェイで開催されたモータースポーツイベント「Toyota GAZOO Racing Festival 2012」(以下TGRF)のアトラクションとして「86/BRZワンメイク・スペシャルレース」が行われました。

610号車は佐々木孝太選手、61号車が山野哲也選手

このレースは来年夏に開催予定のナンバー付きワンメイクレース「GAZOO Racing 86 Race」をよりいち早く体感してもらいたく開催されたエキシビションレースです。直前にスバルBRZも同レース参戦可能モデル「BRZ RA Racing」を発表しましたのでレース名称も「GAZOO Racing 86/BRZ Race」となりました。

BRZ RA RacingはこのTGRFで一般に初お披露目となりました。競技モデル「RA」にロールバー、前後牽引フック、4点シートベルトなどが追加されています。このエキシビションレースに参加するBRZ RA Racingは2台で日本最高峰のGTレース「SUPER GT」でSUBARU BRZ R&D SPORTを駆った山野哲也選手と佐々木孝太選手がドライバーとして参加しました。

ダンロップコーナーを立ち上がる61号車山野哲也選手、背後に31号車新田守男選手
アグレッシブな走りを魅せる山野哲也選手。他のドライバーよりコーナリングスピードが速い。流石はジムカーナ全日本チャンプ

86 Racingを含め全16台、6周のレースは寒い富士の空気を瞬く間もなく暑くさせるレースとなりました。
サーキット所々でSUPER GTさながらのスリリングが展開が! 14台から成るホワイト軍団の86勢に負けじと蒼い弾丸となったBRZの2台は果敢に攻めに攻めた結果!

1位 61号車    山野哲也選手  ベストラップ 2分9秒605(ファステストラップ)
2位 610号車 佐々木孝太選手 ベストラップ 2分10秒765

というワンツーフィニッシュでした!

これには周りからも驚きの声が「トヨタのイベントなのにスバルが勝っちゃったよ!」と。

来年のSUPER GTでの両選手の活躍を期待すると共にこの「GAZOO Racing 86/BRZ Race」がレースの登竜門として多くのモータースポーツファン、アマチュアドライバーから人気を博するのではないかと感じました。

来年夏のシリーズ開催が楽しみです!

(栗原 淳)