11月11日にフェニックスで行われたNASCARスプリントカップシリーズ第35戦で、ドライバー、チームスタッフ入り乱れての乱闘がありました。
直接の発端は、レース中に24番ジェフ・ゴードンが、意図的に15番クリント・ボウヤーにクルマをぶつけて両車クラッシュしてしまったことのようです。走行不能になった2台はピットに戻るのですが、クルマを降りてヘルメットを脱いだゴードンのところへ、ボウヤーのチームスタッフが突進。両チームのスタッフが乱闘になります。また、ヘリコプターでもそれを空撮しているので、なかなかの迫力。
いっぽうの当事者、ボウヤーも、クルマを降りると大型モニターかなんかで乱闘の模様を見たのでしょうか? 「これはオレも行かなくちゃ!」とばかりにゴードンのピットへダッシュ! だんだん興奮してきたのか、走るスピードも速くなっていくようです。そして、それを追うカメラ。ボウヤーがゴードンのトランスポーターに飛び込もうとしたそのとき………。
ちなみに、このゴードンとボウヤーは、前々から接触があったりして、遺恨を持っていたようです。まぁ乱闘はほめられたものではありませんが、映像としてはスピード感もあり、スペクタクルでスリリングで、なかなか見ごたえがありますね。それにしても、ふたりの遺恨にはなんの関係もないのに思いっきり巻き込まれた20番ジョーイ・ロガーノが気の毒です。
(まめ蔵)