ホンダが6年ぶりにアキュラブランドを復活か?

北米最大規模のカスタムカーのトレードショー「SEMAショー」においてホンダは6年ぶりにアキュラブランドのクルマを展示しています。

それが「アキュラILXレース仕様モデル」です。

アキュラブランドのエントリーモデルといえるコンパクトセダンをベースとしたマシン。来月、カリフォルニア州サクラメントのサンダーヒルで開催される「25時間 サンダーヒル耐久レース」に参加予定の、このレーシングILXはチーム·ホンダ·リサーチ·インウエストのスタッフが時間外に製作したということですが、ホンダワークスであるHPDのテクノロジーも投入されているとのこと。

エンジンは2.4リッターVTECのK24型、ミッションは6速MTで、潤滑油はレッドラインを使用。吸排気系がチューンナップされているとのこと。

快適装備の外されたインテリアには安全規定を満たしたロールケージが張り巡らされ、ブリッドのフルバケットシート「Gardis III」のほか、OMPのステアリングホイール、シュロスの6点式ハーネスなどが備わっています。

製作の模様は、ブログでも確認できますが、いかにも好きもののスタッフが手弁当で楽しんでいる印象で、ホンダらしい雰囲気が伝わってきます。

■HPDブログ(英語)
http://blog.hpd.honda.com 

 

(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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