やっぱり強いシボレー・クルーズ、前人未到の三連覇達成!【WTCC2012 鈴鹿】

10月21日に決勝2レースで行われたWTCC世界ツーリングカー選手権。

第一レースでは上位3台が予選順位通りスタートしたのに対し、6位のセアトに乗るガブリエル・タルキニ選手が好スタートで5位浮上、その後果敢に攻めてアレックス・マクドウォール選手を交わして4位に浮上。

しかし、抜きどころの少ない鈴鹿サーキットでは上位陣にそれ以上の大きな順位変動は起きません。

ところが、シボレー・ワークス勢の3人はドライバーズチャンピオンが狙える圏内びかかっているため、上の写真のこの距離感でホンキのバトルを繰り返します。

そんな熾烈な第一レースを勝利したのはワークスのシボレー・クルーズ、アラン・メニュ選手!

第一レースの表彰台は特別賞やマニュファクチャラーポイントも含めてシボレーが独占!

そして、続く第二レース。予選順位の1位から10位までを逆に配置するリバースグリッドで、第一レースにポールポジションだったアラン・メニュ選手が10番グリッドから、予選10番手だったステファノ・ダステ選手がポールというスタート順で始まります。

本当に抜きどころのない鈴鹿ですが、シボレー勢はグリッドのスタート順からポジションを各車4つづつ上げていくという強さで、ロブ・ハフ選手が4位、イヴァン・ミューラ選手が5位、アラン・メニュ選手が6位でゴール。

予選、決勝第一、決勝第二レースの全てのポイントを合算するとマニュファクチャラーランキングでシボレーは3年連続チャンピオン!

WTCC史上初の三連覇を達成しました。

(北森涼介)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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