1.4リッターTSIエンジンにモーターを組み合わせたVWジェッタ・ハイブリッドが、このクラスでは世界最速となる301.18km/hを記録したという発表がありました。
最高速アタックが行なわれたのは、アメリカ・ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツ。市販車を改造したジェッタ・ハイブリッドは、そのステージにおいて「1.5リッター以下ハイブリッドカー」としての世界最速マシンになったということです。
市販車に安全装備や車高を下げるなどの改造を施した、この最高速アタックマシン。パワートレインは市販モデルが110kWのTSIエンジン(1395ccターボチャージャー付き直噴ガソリン)と20kWの電気モーターによるパラレル駆動で、システム最高出力は170馬力のところを、約300馬力までパワーアップした仕様だっということ。なお変速装置は7速DSGということです。
アメリカで、まもなく発売されるというジェッタ・ハイブリッド。その走りを楽しめるハイブリッドカーというコンセプトを最高速アタックで証明しようという狙いは見事に達成されたといえそうです。
(山本晋也)