スピード違反している自動車を自動的に撮影して、運転者を検挙する自動速度取締機、通称オービス。
このオービスで撮影された写真は、違反車のナンバープレートとドライバーの顔が写っていて、これが動かぬ証拠物件となるわけなのです。言い換えるとフロントにナンバープレートが付いていないオートバイの場合、例えスピード違反で撮影されたとして証拠能力がないので、オービスでの検挙はできないと言われてきました。
ところが11月11日付けの読売新聞によると、京都のオービスを速度違反で通過したオートバイの男が39キロオーバーで京都府警に逮捕されたとのこと。オービスでオートバイを検挙って一体どういうことなのでしょう?
実はこの男、オービスを90回以上も速度違反で通過して、中にはガッツポーズをしている写真もあったのだそうです。そこで京都府警は写真に写っているオートバイの特徴を分析し、捜査員を張り込ませて容疑者を特定したのだそうです。
つまり普通のオービスの写真による検挙ではないようです。それにしてこの容疑者、おふざけが過ぎすぎて京都府警を本気で怒らせてしまった様ですね。
自動車でもフロントナンバーを外したり、オービスから目が写らない様にバイザーを降ろしてわざとオービスを光らせる輩がいましたが、警察を本気で怒らせるとスピード違反以上=逮捕となって跳ね返ってくるかもしれませんから、決してオービスに喧嘩を売らないようにしましょう。
(クリッカー編集部)