据え置き型ナビとスマートフォンの連携は、いまや対応していないカーナビが珍しいくらいになりました。デンソーが新たに始めたスマホ・アプリの「ARPEGGiO(アルペジオ)」は、施設検索や音楽再生など、スマホで使うアプリをカーナビのディスプレイ上でも操作できるようにした車載連携情報サービスで、安全かつスマホの操作感を維持しながら使えるかをテーマに開発されています。
「ARPEGGiO」には、「smart G-BOOK」のサービス名が付くことからも分かるように、アプリの「ARPEGGiO」と「smart G-BOOK」対応のエクセレントナビ「NHZD-W62G」が必要。アプリはApp Store、Google Playのどちらかからダウンロード可能で、「GAZOO ID」もしくは「G BOOK ID」を取得する必要があります。
「smart G-BOOK ARPEGGiO」の自慢は多彩な機能で、行きたい場所を簡単に検索でき、もちろん目的地に設定可能な「ローカルサーチ」、普段の生活でスマホに登録しておいた「お気に入り」の施設情報をナビの目的地に設定できる「お気に入り地点」、燃費管理の「e燃費」、自車位置周辺のスポットを検索し、SNSにチェックインできる「チェックイン」などのほか、スマホ内にある楽曲をクルマでも聴ける「Music Player」などまさにクルマ向きの機能も用意されています。
対応ナビの「NHZD-W62G」は、ディーラーオプション(オリジナルアクセサリー)ですからこれからトヨタ車を買う人やトヨタ車ユーザーに限られますが、ディーラーの純正ナビを検討していて、スマホユーザーであればカーエンターテインメントがより充実することは間違いありません。
(塚田勝弘)