カロッツェリア、『エアーナビ』ブランドが消滅してもPNDは引き続き継続 【CEATEC JAPAN 2012】

新しい『楽ナビ』の登場で、一度復活を果たした『エアーナビ』だけでなく『楽ナビLite』も消滅し、カロッツェリアのナビは『サイバーナビ』と『楽ナビ』の2本立てということになるそうです。確かに、エンドユーザーとしてもハイエンドの『サイバーナビ』とエントリー系の『楽ナビ』の2本立ての方が分かりやすいと思います。

「AVIC-MP55」の店頭予想価格は、4万5000円前後と予想しているようですが、非常に難しい予想とのこと。なお、『楽ナビ』のポータブルタイプで6.1V型ワンセグ対応の「AVIC-MRP006」は5万5000円の店頭予想価格

 

でも、少々ややこしいのが『カロッツェリア』ブランドのポータブルナビゲーション(PND)である「AVIC-MP55」を新たにリリースしたこと。スマホ(ナビアプリ)の台頭でPND全体のシェアは右肩下がりだそうですが、パイオニアとしてはスマホとPNDは共存できるという判断でニューモデルを発売することになった次第。

 

さて、「AVIC-MP55」ですが、5.8型ワイドVGAはPNDとしては平均的なサイズで、容量はトップクラスの16GBを搭載。データを1/5に圧縮できる地図フォーマット「L-format」を採用していますから詳細市街地地図や渋滞予測データなど、新たに登場したポータブルタイプの『エアーナビ』と同等のデータを搭載していることになります。

 

『楽ナビ』ポータブルの上位機種との違いは、“エアージェスチャー”の有無、画面サイズの違い、スマートループ、マップチャージ、フルセグに対応しているかになります。『楽ナビ』ポータブルの下位機種は、ワンセグ対応になりますからその差は少し縮まります。

 

よりお手軽な価格で複数のクルマで付け替えが可能なPNDの「AVIC-MP55」は、しっかりしたルートガイドとワンセグ受信が可能であれば十分! というまだまだ根強いニーズに応えてくれるモデルです。

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる