シトロエンDS3ベースのEVコンセプト発表 左右独立モーターとパナソニック製バッテリー搭載【パリモーターショー】

パリモーターショーにおいて、シトロエンはDS3をベースにしたフルEVコンセプト「C3 Electrum」を世界初公開することを発表しました。
外観が、ベースのDS3からどのように変わるかはアナウンスされていませんが、その中身についての重要なデータは発表されています。


※写真はガソリンエンジンのDS3。
まず駆動輪はフロントで、駆動モーターは左右独立の2モーター式となるということ。その最高出力は65kW、合計130kWと、このクラスとしてはかなりパワフルなEVになる模様(ちなみに日産リーフは80kW)。
また、この電動アーキテクチャは既存のエンジンベイに収まるように開発されているのもポイントで、既存の車両を活かしたコンバージョン的EVの生産性が向上するということです。
なお、バッテリーはパナソニック製リチウムイオンバッテリーで、総電力量は17.5kWh。航続可能距離は120kmと発表されています。急速充電に対応、30分で80%充電ができるということですが、その規格については現時点では発表されていません。
(山本晋也)

 

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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