スーパー耐久第4戦 岡山のリザルトを見てみると、奇妙なことに気が付きます。
ST-4クラスで6位のDIJON私立日本橋高校 WAKO’S DC5。完走したにも関わらずAドライバーのTakamori博士の周回数が0周。あれ?スタートってTakamori博士だったよな?
スーパー耐久第4戦 岡山はスタート直後にバックストレートで3台が絡むクラッシュが発生。即座にセイフティーカーが入ってしまいます。そこですかさずDIJONのDC5はピットイン。義務付け2回ピットインを1回消化、ドライバーをチェンジして戦線に復帰します。
こうやって見ると、1周しているじゃない?と思いますが、実は周回をカウントするコントロールラインの位置でTakamori博士はゼロ周カウントになってしまったのです。
富士や菅生ではピットの手前にコントロールラインがあるのでスタート周からピットインしても1周がカウントされます。しかし岡山はピットの先にコントロールラインがあるのでスタート周でピットインするとゼロ周となります。
スタート時にコントロールラインを超えているかいないで表記が大きく異なる点も注意。スタート時にコントロールラインを超えている場合のみゼロ周とカウントされます。越えていなければ「出走せず」表記。
Takamori博士も自身のブログで書いていますが、スタートドライバーがゼロ周なのに完走というのは大変珍しいケースといえます。普通、ゼロ周と表記されるのはスタート周でクラッシュした場合がほとんどです。
それにしてもなぜか、いかにもTakamori博士らしいエピソードに思えてなりません。
(北森涼介)