敵陣突入?日産と三菱の販売店でプリウスPHVの充電をお願いしました!【プリウスPHVで1000キロ走行・その9】

EVの充電設備は、社会インフラとして普及拡大中です。特にEVをラインナップしているメーカーの販売店では、充電設備も充実してきていますよね。そこでここでは、販売店で充電した様子を紹介したいと思います。

 

ロングドライブの福島では、トヨタトヨペット店にお邪魔しました。9時開店の少し前に着いたところ、営業さんが声をかけてくれました。

自分:おはようございます、充電させて下さい。実はモニターに当選して、家族旅行で来ました。
営業さん:どうぞどうぞ。いやあ派手なステッカーだから、どこかのイベント車両だと思いましたよ〜。トヨタGステーションの充電カードはお持ちですか?
自分:はい、事務局からカードを頂きました。これですね、お願いします。

と、和やかに応対して準備して下さったのですが・・・Gステーションの本電源を入れても、操作版の警告灯が点灯するだけで、上手く作動しません。技術さんも首を捻るばかり。

営業さん:すみません、うちでもまだ1〜2回しか使ったことがないもので・・・。
技術さん:おかしいな。電源は来ているのに・・・。こうなったら、センターに聞いてみるしかない。
管理職さん:朝礼は出なくていいから、早く電話で確認して!(本当にすみません)
技術さん:ようやくわかりました!管理センターに聞いたら、Gステーションは全国一律でタイマー設定されていて、利用時間は9時〜16時だったんです!あと3分お待ちください。

そして9時を過ぎると、今までカードの読み取りを拒んでいたのが嘘のように、Gステーションが正常に起動してくれました!

技術さん:あ、ほらほら、レディランプに変わりましたでしょ。早速ケーブルを繋げて、充電しますね。
自分:朝早くからすみません。ありがとうございます。

9時の開店前に伺ったため、ご迷惑をお掛けしてしまいすみませんでした。また親身にご対応頂き、本当にありがとうございました。

 

実を言うと、プリウスPHVに乗っているうちに、だんだん自分のクルマ感が大きく変わってきました。トヨタとかプリウスといったメーカーの枠組みを越えて、クルマだけでなく社会全体が大きく変わる予感を強く抱くようになりました。

そして、やりたくても出来なかった事を実行する勇気が沸いてきました。 そうです、「他社販売店での充電」です。

実は、モニター当選直後はヤル気満々だったんです。 でもよくよく考えると、エコカー補助金追い込みの忙しい時期に、他社のエコ戦略商品を持ち込まれたら大迷惑ですよね。そう考えると、やろうにもできなかったんです。でも不詳拓波幸としひろ、「来るべきEV社会」というデッカイ視野に立って、あえてチャレンジさせて頂きました!

最初に意を決して行ったのが、日産販売店です。 日産は、有料の充電会員制度があると聞いていました。代金を払うなら、先方が忙しくても割り切ってお願いできると考えたのです。

自分:すみません。他社で申し訳ないのですが、充電をお願いできますか?
営業さん:ええ、いいですよ。どうぞ。
自分:日産の充電会員ではないのですが、おいくらですか?
営業さん:いえいえ、大丈夫ですよ。どうぞ、こちらにクルマを回してください。
技術さん:いらっしゃいませ。どれくらい充電しますか?
自分:200Vで1時間程、お願いしても大丈夫ですか?
技術さん:えっ、たった1時間でいいんですか?うちのリーフは、一晩かかりますけど?
自分:ありがとうございます。1時間充電で10キロくらい走れるので大丈夫です。

こちらのお店では、きっとサービスしてくれたのだと思います。ありがとうございます。 店内では「リーフ to ホーム」をイメージした展示が行われていました。電気自動車の日産リーフにエールを送りたいと思います。

 

続いて、三菱自動車販売店にお邪魔しました。 こちらは充電無料と聞いていたので、営業のお邪魔にならないように・・・。

自分:すみません。他車で申し訳ないのですが、充電をお願いします。
営業さん:どうぞ。200Vですよね、ケーブルはお持ちですか?
自分:ありますが、200Vなら規格は同じだと思います。
営業さん:でも、プリウスPHVは初めてだから念のため・・・。
自分:有料駐車場やイオン等で200V充電してきたから、絶対大丈夫です。ほらね。
営業さん:よかったです。ところでプリウスPHVはどうですか?
自分:実はこれ、モニター車両なんです。僕はレンタカーでi-MiEVも乗ったけど、プリウスPHVのEV走行距離は2割弱ですね。その分HVモードなら、1000キロ近く走れますヨ。
営業さん:凄いですね、急速充電もできるんですか?
自分:そういえばできません。なんででしょうねぇ〜?ところでi-MiEVはどうですか?
営業さん:そこに展示してある「ミニキャブi-MiEV」は、環境に関心の高い社長さんが、社用車でドーンと大量に決めてくれたケースがありました。EVは、業界が一丸となって普及に取り組んでいきたいですよね。だからうちは、どこのメーカーのクルマでも充電無料にしているんですよ。
自分:助かります。ありがとうございます。

というように、営業さんとしっかり話し込んでしまいました。お忙しい中、すみませんでした。 EVにかける三菱自動車の取り組みとi-MiEVシリーズに、思い切りエールを送りたいと思います。

当初の心配は杞憂に終わり、日産も三菱もとても暖かく受け付けて頂き、本当に感謝感激でした。 特に「業界全体でインフラを整備して、EV促進を図っていきたい!」という三菱の営業さんの意見に、激しく同意しました。「小さく産んで大きく育てる」と言いますが、今こそ業界全体で大きく育てる時期だと実感した次第です。

■トヨタプリウスPHV公式サイト/充電方法 (トヨタ自動車)
http://toyota.jp/priusphv/001_p_001/charge/index.html

(ガンバレEV・ガンバレ日本@拓波幸としひろ)