マイナーチェンジしたトヨタ・マークXにスポーティなG’sが登場

フロントマスクを大幅変更するなど大胆なマイナーチェンジを受けたトヨタ・マークX。そのバリエーションとして、トヨタ自身が開発するスポーツコンバージョン・シリーズ“G SPORTS(通称G’s(ジーズ))”が新たに設定されました。

アピアランス・チューンとしては、専用バンパー(フロント・リヤ)、フロントグリルや専用4本出しマフラー(大径バッフル)とともに、“G’s”エンブレムをフロントフェンダーならびにラゲージに設置。スモーク・ヘッドランプやリヤコンビネーションランプなどにより、スタイリングを引き締めています。

さて、「ヴォクシー/ノア」、「プリウス」、「ヴィッツ」につづきG’s第4弾となるマークXでは、「“CONTROL AS YOU LIKE”~意のままに操る喜びを~ 」がコンセプト。シャシー系もしっかり手が入っています。コイルスプリングやショックアブソーバーに加えブッシュなどにも専用チューンを施したサスペンションを採用しています。

さらに、各種メンバーブレースの採用や溶接のスポット点数の追加によりボディ剛性を向上させるとともに、床下気流を整流化し優れた操縦性を実現するために、リヤフロアアンダーカバーを大型化しています。

また足元は、高剛性で軽量な8.0-19鍛造アルミホイール、235/40R19 92Y(ブリヂストン POTENZA RE050A)タイヤを装着。レッド塗装に“G’s”ロゴを加えた専用ブレーキキャリパーなどを採用することでスポーティにレベルアップしているとのこと。

内装では、運転席および助手席を“G’s”エンブレム付専用スポーツシートとしたほか、シート表皮にはアルカンターラを採用。専用オプティトロンメーター(白文字盤/“G’s”ロゴ付)、レッドステッチを施したステアリングホイールやシフトレバーノブ、カーボン調加飾のインストルメントパネルなどでスポーツコンバージョンらしさをアピールしているということ。

GAZOO Racingのテストドライバーがトータルチューニングを施し、「意のままに操れる」ハンドリング性能を実現するとともに、架装工程のインライン化などにより、リーズナブルな価格設定となっているのもG’sのポイント。マークX G’sは、2.5リッター/3.5リッターに用意されますが、メーカー希望小売価格は、2.5が359万円、3.5が420万円となっています。

(山本晋也)

 【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=194393

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる