まるほ商会 
夏ももう終わりかと思いきや、これからのシーズン、まだまだコワイのはゲリラ豪雨。突然、真っ黒な雲が湧き出し、バケツをひっくり返したような大雨が降るだけでなく多くの場合カミナリも伴う、おっそろしい気象現象です。
いつ、どこで発生するかわからないからゲリラ豪雨と呼ぶわけですが、たとえ屋根のあるクルマに乗っていても安心はできません。都市部でも道路が冠水したりアンダーパスが水没することは珍しくないし、山間部なら土砂崩れで立ち往生、最悪の場合はクルマごと生き埋めになる恐れだってあります。
そんなゲリラ豪雨に備えるべく、外出先でリアルタイムの雨情報を把握したいとき役に立つのがスマホ用のお天気アプリです。ここではAndroid編として、突然の豪雨を避けるための最新アプリ情報をお届けしましょう（いずれも無料版）。これらのアプリを活用すればゲリラ豪雨を完全に回避するのは無理でも、最悪の事態は免れるかもしれません!
●ピンポイント雨量 by taqanori
GPSによる測位、または現在地の入力により数km単位のピンポイントで雨量と雨雲の様子などをチェックできます。降雨量は現在から6時間後までの予測表示ができるので、アニメーションによるマップ表示と合わせてゲリラ豪雨への対策にも役立ちそう。雨量はウィジェットとしての表示もできます。
●雨降りアラート by 日本気象株式会社
設定エリアの雨情報を30分〜6時間単位で監視して、雨雲が接近するとバイブやポップアップ機能で自動的に通知。雨雲の様子はレーダー画像で確認でき、ピンポイントで気温や風向きも確認可能です。今後の雲の動きも予想してくれるので、自己判断で回避ルートを探ることもできそう。
●東京のお天気レーダー by Hiroshi Kajihata
東京都下水道局による降雨情報提供システムが「東京アメッシュ」。そのレーダー画像をそのまま表示するのがこのアプリ。対応エリアは関東近県のみですが、5分刻みで過去2時間分の雨雲の動きと雨量をアニメーションで確認でき、突発的なゲリラ豪雨に対しても予測が立てやすくなります。
●日本のお天気レーダー by Hiroshi Kajihata
こらちは国土交通省 防災情報提供センターによるレーダー画像を表示するアプリ。マップを拡大しても都道府県名や都市名は一切表示されませんが、その分シンプル&スピーディ。日本全国に対応するので、大まかな現在地の雨雲の様子がわかります。過去3時間までのアニメーション表示もゲリラ豪雨対策にはかなり有効!
●雨っす by matsumoto
「東京アメッシュ」の降雨データをGoogleMapsの地図にオーバーラップさせてリアルタイム表示。対応エリアは東京都を中心とする関東近県のみですが、GPS対応でスマホの現在地を中心にマップ表示できるうえにアニメーション機能を備え、ドラッグやピンチで画面をぐりぐり動かせるのが便利!
●降るっす by matsumoto
「雨っす」と同じ作者による全国対応版アプリ。降雨データをGoogleMapsにかぶせる表示方法は同じながら、降雨量のグラフ表示ができるのが親切。さらに過去2時間分の雨量、および今後1時間の予想雨量を時系列で確かめられるので、ゲリラ豪雨の発生も高確率で予測できそうです。
●雨雲レーダー 関東甲信越 by kusamochi.net
対応エリアは関東甲信越に加えて福島県全域もカバー。参照データは東京電力のレーダー観測による雨量データで、雨雲以外に落雷の状況もマップ表示で確認できます。雨量は色別のブロックで示され、更新は3分、10分、手動更新の3種類。シンプルでわかりやすい反面、過去に遡るアニメーション機能がないのが惜しい!
●防災速報 〜地震、豪雨、津波を通知〜 by Yahoo Japan Corp.
豪雨以外に地震、津波、噴火や放射線量など、全部で8つの防災速報に対応。通知エリアは3つまで設定できるので、現在地以外に自宅や職場などの情報も把握できます。ただしマップ表示はなく、常時稼動による多彩な通知機能がウリだけに、バッテリーの消費が多いのが玉にキズでしょうか。
Android用のお天気アプリはここで紹介したもの以外にも多くの種類があり、もっと「これがイイよ!」というアプリがあるかもしれません。Android用アプリはGoogle playで簡単に検索できるので、いろいろ試したうえで自分好みのアプリを探してみてください。
なお、この種のお天気アプリのひとつに有名なウェザーニュース社の「ウェザーニュースタッチ」がありますが、現時点のアップデートは不具合が多く報告されており、私の機種でもまともに使えないためレビューできませんでした。今後の改良に期待…!
（まるほ商会）
