クルマのドレスアップと言えばエアロパーツやマフラーが挙げられますが、人間同様おしゃれは足元からという点では、アルミホイールの交換は定番だと言えます。
BRZや86にはスポーティな軽量ホイールや、大径化に憧れるユーザーも多いと思いますが、やはり価格が高いこともあり、なかなか手が出ないと言った方もいらっしゃると思います。また、スバル独特の5穴・PCD100というサイズが原因で選択肢が他車に比べ少ないと言った難点も挙げられます。
そこでおススメなのが、スバル純正ホイールの流用。
BRZ・86の純正サイズは、215/45R17 7J+48 PCD100(BRZのS、R(17インチパフォーマンスパッケージ)、86のGT”Limted”、GT)もしくは205/55R16 6 ½J+48 PCD100(BRZのR、RA、86のG、RC)。
まず、17インチでおススメのホイールとして、現行型フォレスター用はいかがでしょう?
え?インプレッサ用やレガシィ用じゃないの?と思われる方も多いと思いますが、実はレガシィやインプレッサ用(GDB E型以降のWRX STIはPCDが114.3)はハブ径や、リム幅は問題ないのですが、オフセットが+55mmの物が殆どで、BRZ・86の純正ホイールは+48mmなので、せっかくホイールを交換しても、フェンダー内部へ引っ込んでしまいます。
しかしフォレスター用の17インチはタイヤサイズこそ違いますが、ホイールのサイズはオフセット、リム幅、PCD、ハブ径全て同一サイズなのです。
これは先代SG型フォレスターも同様で、インチアップにはSG9型フォレスターSTi Versionの18インチも使えます。サイズは18インチ、リム幅が7.5j、オフセットは+48mmです。
当然17インチであれば現行型同様、先代モデルのSG5型クロススポーツにオプション設定されていた17インチBBSホイールもサイズはピッタリです。
フォレスター以外では、レガシィのアウトバックも同一サイズとなります。
特に現行型BRMD型レガシィアウトバック2.5i Spackageでは18インチホイールを採用している事もあり、この奇抜なデザインのホイールをBRZや86に装着すれば注目度は抜群です。
基本的にはSUV色の強い2台ですが、力強さを強調した太いスポークの物が多いので、視覚的にホイールを大きく見せたい人にはおススメかも知れません。
残念ながらタイヤサイズは異なるため、そのまま流用とは行きませんが、スタッドレス用やサーキット用等の予備のホイールにいかがでしょう?
人とは違ったドレスアップを目指している人にはうってつけの流用チューン。中古パーツ店やオークションでチェックしておきたいですね。
(井元 貴幸)