スズキから10年ぶりに市販ハイブリッドカーが登場しました

軽自動車やコンパクトカーで存在感をみせるスズキは、ハイブリッドやEVといったエコカーとは距離を置いているようにも見えますが、どっこいハイブリッドカーの発売を開始しました。

それが「スマートシンプルハイブリッド」を搭載した3列シート8人乗りのミニバン「ランディ」です。

といっても、ランディは日産セレナのOEMモデルで、セレナのS-HYBRID搭載に伴うマイナーチェンジ。同時に、セカンドシートとサードシートの中央席に3点式シートベルトを採用するなど法規対応の変更も遂げています。

OEMモデルとはいえ、スズキがハイブリッドカーを一般市販するのは、約10年ぶりのこと。

2003年1月に軽自動車初のハイブリッドカーである「ツインハイブリッド」を129万円~で販売以来のハイブリッドカーなのです。

ツインといえば全長が軽自動車規格よりも小さな2シーターのコミューターでしたが、最新のハイブリッドカーであるランディは、8人乗りで220万750円~ですから、時代が違うといはいえハイブリッドカーもずいぶんとリーズナブルになったと感じられるのでは?

ちなみにハイブリッドシステム用バッテリーとして鉛電池を使用する国産ハイブリッドカーとしても、ランディ(セレナ)はツインハイブリッド以来というのは、単なる偶然にしてもおもしろいものです。

(山本晋也)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=188560

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる