オリンピックで活躍するBMWミニは1/4サイズで10馬力!?

BMWミニがロンドン・オリンピックに提供している「ミニMINI」をご存知でしょうか?

これは、BMWミニが、ハンマー投げなど陸上フィールド競技を円滑に進行するために開発、提供している実車1/4サイズの電動カー。

フィールドに投じられたハンマーや円盤、槍などを運ぶのが、このミニMINIに与えられた役割。そのため最大荷重は8kg、タイヤは芝生をスムーズに走れるようグラスタイヤが用いられています。

1/4スケールとはいえ、ドアハンドル、ミラー、ホイールアーチフィニッシャー、ナンバープレート、ワイパーにヘッドライトなど詳細に再現されたミニMINI。その活躍はオリンピックに続いて、パラリンピックでも見ることができるそうです。

【主要スペック】
全長:1100mm
全幅:500mm
全高:400mm
車両重量:25kg
最高出力:10HP
連続使用時間:35分
充電時間:80分 
無線制御距離:100m 

連続使用時間が30分なのは気になりますが、3台のミニMINIを交代で運用しているというので、心配無用ということです。 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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