メルセデス・ベンツの販売。ドイツでは下降、日本は上昇中!

北米やドイツなどにおいて、もっとも販売台数の多いプレミアムブランド「メルセデス・ベンツ」。

ダイムラーが「メルセデス・ベンツ」と「スマート」の乗用車に関する2012年7月販売速報を発表しました。

今月のトピックスは、ロシアで24.5%、韓国は8.​​7%という7月としては過去最高の伸びを示したこと。

その韓国を含むアジア太平洋市場は順調に増えていますが、意外にも中国では伸びが鈍化している印象です。一方、2011年の反動もあってか、2012年上半期で27.5%増の販売実績だった日本市場は、7月も16.8%と順調に伸びています。 

経済危機が叫ばれる欧州、またドイツ本国での販売が10%以上と急激に下がっているのは納得でしょうが、このプレミアムブランドの販売が日本で伸びているというのは、景況感からすると意外に思えるかもしれません。

また、2012年後半においては、すでに予約が4万台以上、増産も決まっているAクラスによって、各マーケットにどのような刺激がプラスされるのかに注目といえそうです。 

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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