北海道の道の駅『ピンネシリ』と敏音知岳登山【車中泊女子の全国縦断記】

道の駅『ピンネシリ』

サロベツ(幌延)~国道40号でいつか来た道を逆戻り、中川~音威子府~国道275号で道の駅『ピンネシリ』に到着。廃線になった旧天北線敏音知駅の跡地です。

道の駅『ピンネシリ』
住所:北海道枝幸郡中頓別町字敏音知72-7
電話:01634-7-8510
駐車:普通車 10台/大型 6台/身障者 2台
WC:身障者用 1器 

地名としての『敏音知』は『びんねしり』と呼んでいたそうですが、混在して紛らわしいためか近年『ぴんねしり』に統一されたようです。

ピンネシリオートキャンプ場

売店、軽食、情報・観光案内所を併設。ピンネシリオートキャンプ場、コテージ、パークゴルフ場、五右衛門風呂がある『ふるさと生活体験館』があり、オンシーズンの週末は予約でいっぱいになるほどの人気です。コインランドリーが24時間利用可能というのも嬉しい。

ピンネシリ温泉ホテル望岳荘

道向かいには『ピンネシリ温泉ホテル望岳荘』があり、宿泊/お食事/日帰り入浴もできます。入浴料は380円とリーズナブル! 脱衣所にドライヤーがないのですが、あらかじめフロントに申し出ると貸し出してくれます。貴重品ロッカーあり、リンスインシャンプー/ボディソープあり。温泉と真湯、サウナ、水風呂とコンパクトな造りです。

敏音知岳登山ルート

今回はアクティブに敏音知岳登山にチャレンジしました! 山頂まで往復約4km/およそ4時間の見込みです。道の駅の裏手に登山口があります。鳥居が目印です。

敏音知岳登山 千本シナ

割と平坦で歩きやすいトド松の林を抜け、『カッコー橋』という木製の小さな橋を渡って5分ほど登って行くと、最初の見どころ『千本シナ』(森の巨人たち百選)があります。10本くらいに枝分かれしていますが『千本シナ』です。

軍艦岩

『白樺の泉』という名前がついている小川?や足場が悪い『石畳の坂』、『紅葉の滝』(水音すら聞こえず)など割愛して一気に『軍艦岩』です。ここまでに1時間半くらいかかっています。 山野草・高山植物を愛でつつ、エゾリスに遭遇したりシカとおぼしき死骸(骨と毛のみ)に出くわしたりといろいろありました。 人間には4人出会いました(笑)

敏音知岳山頂

最後にロープを頼りに急峻な坂を登りきり、敏音知岳山頂に到着したのは2時間10分後。山頂には、小さな祠ですが三吉神社が祀られています。

山頂からの360度パノラマは絶景! 登ってよかった。山頂は遮るものがないのでかなり暑く、またハエも多かったんですが(^_^; チョウチョもたくさん飛んでいましたよ!

そういえばケータイで時間を確認してたんですが、どうやらずっと圏内でした。ホっとしました(笑) 

敏音知岳では、毎年6月『敏音知岳登山マラソン』を開催しています。ただ登るだけでもキツイのにマラソンだなんて! タフな参加者がいるものです。

■道の駅『ピンネシリ』(北海道「北の道の駅」)
http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/32/each.htm 

■ピンネシリ温泉ホテル望岳荘(中頓別町ホームページ)
http://www.town.nakatombetsu.hokkaido.jp/docs/2012031200180/ 

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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