2012年8月29日~のモスクワモーターショーにて世界初公開される次期マツダ・アテンザ(海外名:Mazda 6)、すでに市販バージョンについて幾つかの画像や動画が公開されていますが、ついに生産が始まったと発表がありました。
5年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型アテンザ。その生産が行なわれるのは、山口県の防府第2工場。発売前なので生産開始セレモニーの様子は公開されていませんが、生産第一号車はSKYACTIV-G 2.0 ガソリンエンジンを搭載した欧州仕様のワゴンと発表されています。
モスクワモーターショーで公開されるのはセダンモデル、これまで公開されてきた画像もセダンばかりでしたが、実際の生産はワゴンからというのは意外かもしれません。
また、一部ではワゴンの生産について懐疑的な見方もありましたが、この公式発表によって、新型アテンザ ワゴンが存在することが明言されたわけで、ワゴンボディ・ファンには朗報といえそうです。
新型アテンザはCX-5につづくフルSKYACTIVモデルであると同時に、マツダ独自のキャパシタを使った減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」を搭載する最初のクルマです。
化学反応を使わずに電気を溜めるキャパシタを採用した減速エネルギー回生システムによって、どれだけ省燃費性能に貢献するのか、それが世界市場でどのように評価されるのでしょうか
2012年中に欧州・国内市場に登場予定の新型アテンザ、2013年初頭からは北米など他市場にも投入予定で、防府工場における生産台数は年間約12万台となっています。そうした生産目標を達成するには、燃費性能とマツダDNAの「意のままに軽快に操る歓び」を両立しているはず。
生産開始の発表で、ますます登場が楽しみになる新型アテンザといえそうです。
■マツダ、新型「Mazda6」の生産を防府工場で開始
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201208/120802a.html
(山本晋也)