7月28日に行われた「CLUBREEZE」(クラブリーズ)第3回ミーティングは、主催者である河口まなぶさんの「納車」からトークショーへ突入。
前回は富士重工業株式会社 国内営業本部 マーケティング推進部 部長の岡田 貴浩さんのお話を中心にお伝えいたしましたが、
今回は、スバルテクニカインターナショナル株式会社 実験部部長の渋谷 真さんのお話を中心にお伝えします。
渋谷さんは富士重工業にお勤めの時はBRZの開発にたずさわり、現在ではSTIにてアフターパーツなどに対して実験を行う部署を取りまとめていらっしゃる、まさにBRZを知り尽くした方です。
まずはBRZ用のSTIパーツについての解説をされていました。
中でも渋谷さんイチオシのパーツは新たにリリースされたサイドアンダースポイラー。
STIのエアロパーツは空力特性を向上させる本格パーツであることは以前より知っていましたが、今回発売のサイドアンダースポイラーにも効果を最大限に発揮させる工夫がなされています。
BRZのサイドアンダースポイラーの後端部分にある2つの出っ張り、これが時速40キロから効果を発揮する車体を安定させる驚きの形状で、前方から流れてきた空気の気流をリヤホイール手前で一旦乱す事により、車体を左右から押さえつけ、安定させる効果があるそうです。
ほかにもBRZ・86にはテールレンズに同じような形状の突起が付いており、同様の効果を発揮するそうです。時速40キロから効果が出ると言うのは驚きですね。
ちなみにスバルでは、以前も同様の形状の空力効果を発揮する部品のついたクルマがあったのをご存知ですか?
それは先代インプレッサWRX STIのGDB型インプレッサのC型からG型で、フロントバンパーに採用されていました。(※E型までのspecCには装着されていません)
スバルでは以前より低速から効果のある空力パーツの開発に力をいれていたのですね。
続いて会場だけでなく、多くのBRZファンが心待ちにしているアノ仕様。
そう、STIバージョンについて河口さんがズバリお聞きしていました。
これについては、岡田さんより「本来であればSTI仕様はデビューより1年前後、いわゆるB型への年改の際に登場するのが一般的なのですが、納車が遅れているので…」ということで、はっきり明言はされませんでしたが、来年の夏ごろと言うようなお話も出ておりました。
質問コーナーでは、オーナーだけでなくBRZや86の購入を検討している人も気になる質問が多数寄せられておりました。
サーキット走行時におけるエンジンオイルのお話や86用に出ているドアスタビライザーのお話、中でも注目であったのはオープンモデルのお話ですが、こちらは残念ながら具体的な話はまだ出ていないと言う事です。
他にも 質問コーナーでは86オーナーからBRZ用STIフロントアンダースポイラーが、何とか86に装着できないか?と言った質問に渋谷さんから、「やった事無いですけど、何とか無理やりつきませんかね?」と言った回答に、会場は爆笑の渦に!
トークショーは質問コーナーを含め終始和気藹々としたムードの中進み、あっという間に時間が経過していました。
普段、メーカーの開発者や関係者の方々から聞く事のできない貴重なお話や、ユーザーが直接メーカーに質問を投げかける事の出来る非常に有意義な時間を過ごせました。
「CLUBREEZE」(クラブリーズ)ではBRZオーナーはもちろん、86オーナーや他車に乗る人でも気軽に参加できるクラブですので、クルマ好きの方は是非登録する事をお勧めします。
また、USTREEM配信にのらなかったオフレコの話などはイベント参加の特典でもあるので、「CLUBREEZE」(クラブリーズ)のメンバーになったら、是非イベントに参加する事もオススメします。
まだまだ続く「CLUBREEZE」第3回ミーティング、次回は「試乗編」をお伝えいたします。
■CLUBREEZE(クラブリーズ)公式ページ
http://clubrz.jp/
■CLUBREEZE/河口まなぶBRZ納車ミーティング USTREAMアーカイブ(トークショー編)
http://www.ustream.tv/recorded/24297066
(井元 貴幸)