「モントレー」は50台が出走しましたが、Day1の最終SS SS9を駆け抜けられたのは37台とリタイヤが続出
続々ふるい落とされ、まさに“伝説のラリー”が牙をむいています。
ここモントレーに必勝を期していたJN-3クラスのメロンブックスインテグラがSS3でまさかのリタイヤ。原因はなんとペースノートの聞き間違えと云う、急増ペアだからこそ気を付けていた筈の残念なアクシデント。ターマックイベントに照準を絞ってエントリーしていただけにチャンピオンを目指すメロンブックスと眞貝選手にとって厳しい状況となった。車体のダメージは少ないように見えたが、段差に乗り上げた様でエンジンとラジエーターにダメージが有る様で突貫での修復がされていた。Day2はDayポイントの3点(各クラスでその日最速のマシンとクルーに与えられるポイント。上位3台に3-2-1点が与えられる。再出走でも獲得は可能)の奪取に期待しましょう。
CUSCO ADVAN86はパンクの後、バーストしたタイヤがフェンダーの内側を叩き続け、電装のケーブルを切断してしまったそうです。こちらも暫定クラストップだっただけに残念な結果です。
総合の暫定トップに立っているのは勝田/足立組のラック名スバルSTIDLインプレッサ。
2位は奴田原/佐藤組のADVAN PIAAランサーですが、この2台の差が2.1秒。ですが、3位の石田/草加組のDL TEIN MARCHE ランサー以下を27秒以上引き離しています。注目の柳澤・中原組のCUSCO ADVAN IMPREZAは4位と今回は首位争いに絡めていないようです。JN-4でも常に上位を争っている福永/奥村組のハセプロCL☆DLインプレッサのSS3でのリタイアを始め徳尾/石丸組クスコDLITZZフォルテックランサーがリタイアしています。
また一方注目のTEAM SHOWの哀川翔選手と小橋健太選手ですが、順調に走行を続けています。
…が、若きD1スターには“若さ故”の落とし穴が待ち受けていました。小橋選手は19歳。勿論免許は持っているのですが、取得してから1年以内は全日本選手権を走れないと云うレギュレーションがあるそうなのです。
その条件を満たしていなかった為、今回は全日本ポイントに無関係なINVクラスでの参加となりました。しかし、小橋選手は現在JN-3クラスならば6位相当の順位を走行しています。ギャラステを豪快なドリフトで盛り上げています。また、TEAM SHOWは今回から川名健選手をサポートする事になったそうで、川名/小坂組は今回からTEAM SHOW TAKUMICRAFT ADVAN KYB Vitzという車名でエントリーしています。
川名選手は小橋選手と最終オーディションでスカラーシップを争った一人で今回もJN-2クラスのトップ争いを展開しています。
競技終了後に豪雨に見舞われた渋川周辺ですが、今朝は好天に恵まれています。Day2はどんな展開が待っているのか楽しみです。
(川崎BASE)