トヨタ86で出場の哀川翔選手、目標は完走?【全日本ラリー第5戦モントレーin渋川】

7月27日から開催されている全日本ラリー第5戦 モントレーin渋川2012にカーボンブラックのトヨタ86を2台体制で出場の哀川翔選手率いるTEAM SHOW。

27日に行われた記者会見で哀川翔選手の今回のラリーについての抱負を聞くことができました。

昨年もヴィッツで全日本ラリーに参加していた哀川選手、今年はFRのトヨタ86に乗り換えての参加となるわけですが、その印象を質問されると一言「大変ですね」と笑いながら返答。FFからFRに乗り換えての駆動方式の違いによる「滑り方」の違いを克服するのに苦労した様子。
一発のミスが直接タイム差につながるショートSSの攻略について質問が及ぶと「かなり特訓しましたから」と余裕を見せていましたが、コドライバーの安東選手に哀川選手について聞いてみると「目標は完走。しっかり哀川さんの手綱を引きます」。

 そして哀川選手によってTEAM SHOWのもう一人のドライバー小橋正典選手が紹介されます。

D1などドリフトで有名にあのTEAM ORANGEに所属していた小橋選手、なんと今年の初めに運転免許を取得したというホヤホヤ。「初心者マークを貼ったラリーマシンというのも初めてなんじゃないですか?」という哀川選手の言葉に笑いが起こる場面も。実は15歳からサーキットでドリフトを習得していたという猛者。どんな走りを見せてくれるのか。

スカラシップとして若手も育成するという、モータースポーツの今後も視野に入れたTEAM SHOWの活動がいよいよ始まるようです。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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