WRCのフィンランド(数年前までスカンジナビアン以外は勝てないと云われたイベント)のように、かつて全日本ラリー選手権にも「群スぺ」(群馬スペシャリスト)と云う言葉がありました。そのくらい地元選手が圧倒的に強いと云われたイベント“モントレー”が9年ぶりに復活します。
今回のイベントの舞台となる路面はターマック(舗装路)。某“公道最速伝説コミック”最初の舞台・渋川の秋…じゃない、榛名山や赤城一帯を舞台として開催されます。
JN-4クラスの勝田/足立組、柳澤/中原組のインプレッサ勢と奴田原/佐藤・ランエボX組と、三つ巴の全日本の総合チャンピオン争いが柳澤・中原組CUSCO勢の地元・群馬で繰り広げられます。もちろん、前回洞爺で3位だった石田/草加組を始めとして高山/河野組、杉村/立久井組、炭山/加瀬組、大西/市野組など他のライバルも虎視眈々と優勝を伺っています。
そして個人的にはJN-3クラスに大注目です。前戦までは
GAZOORacingLUCK86(今回は筒井選手が乗車します)と
CUSCOADVAN86の2台の参戦だった86勢がここからググッと増えます。HASEPRO WRT(WRT:ワールドラリーチーム)から1台、そして
SHOW AIKAWA WRTから2台。そう、哀川翔さんとD1の新星小橋選手の駆る86がここでデビューします。合計5台が参戦する86同士の争いも激化し、更なる熟成が進む事でしょう。しかし、台数が増えたからと云って86が簡単にJN-3クラスで勝てる訳ではありません。ここには洞爺をスキップした
プロトン・サトリアネオが2台(高崎くす子号はスキップ)とロータスエキシージ、そして
“ターマックキング”眞貝選手がMRCインテグラと共に戻って来ます。今回のコドラは洞爺でJN2の優勝車に乗車した漆戸あゆみ選手が務めるようです。新コンビは今回も86の前に壁として立ちはだかるのか。哀川選手と小橋選手の初陣は如何に。興味は尽きません。
SS観戦は無料!週末は伊香保温泉にも近く温泉・ドライブも楽しめる渋川へ集合!です。
■モントレー2012 in 渋川
http://www.montre.jp/
■SHOWAIKAWA WRT
http://teamshow.jp/
(川崎BASE)
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